うなぎを知る

うなぎの種類

うなぎの種類は、世界中で19種類あります。
そのうち日本には「ニホンウナギ」「オオウナギ」が生息しており、一般的に食べられているのが「ニホンウナギ」です。
以前では「ヨーロッパウナギ」を輸入し養殖したものを日本でも食べられていましたが、消費量が増加したことに比例してヨーロッパウナギの数が減少してしまいました。
そのことから、2008年に国際自然保護連合からヨーロッパウナギが絶滅危惧種に指定され翌2009年にはワシントン条約による国際取引の規制対象となり、一切の輸入が出来なくなりました。
現在では、ニホンウナギが食べられることがほとんどです。

しかし、このニホンウナギも2017年に国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定されてしまいました。
2018年の時点でこの年のシラスウナギ(ウナギの稚魚)が歴史的大不漁に陥り、ニホンウナギの絶滅が脅かされています。

うなぎの成長

うなぎは、成鰻のときは川や湖の淡水に生息していますが、産卵・孵化の時期になると海へと帰っていきます。

稚魚になるまで

シラスウナギへ成長すると、川や湖へ戻っていきます。そのシラスウナギを人間が捕獲し、養鰻場で出荷できる大きさまで育てます。

土用の丑の日とは

「土用」とは、年に4回あり立春、立夏、立秋、立冬の前のそれぞれ18日間を指します。
その土用の期間に干支をあてはめ、割り当てられた「丑」の日が「土用の丑の日」と呼ばれています。
年に4回あるとはいえ、一般的に土用といえば「立秋前の夏の土用」を指しています。

では、なぜ土用の丑の日にうなぎが食べられるようになったのでしょうか?
江戸時代の蘭学者「平賀源内」が、うなぎが売れなくて困っているうなぎ屋の店主のために「“う”から始まる食べ物を食べると病気にならない」という風習 から、丑の日にちなんで「土用の丑の日、うなぎの日」と張り紙をさせたところ売れるようになったといわれています。(※諸説あり)


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